院長ブログ

落ち込む

2010年 6月 19日  - category: 院長ブログ | コメントを書く

昨日は三時間ほど凹みました。

自分の無力さにです。
往診の患者さんで、パーキンソン病の方がいます。
病気が進行していきますので、
どうしても動きが悪くなってきます。
この方は、歩き始めに足がすっと出ません。
いくら出そうとしても出ないのです。
脳からの指令がうまくいかないんです。

でも調整した後に歩行が良くなります、
が、夜には同様の症状になってしまいます。

質問しました。
調整した日と、しない日体調はどうですか?

あんまり変わりません。と。

いつもは先生にやってもらった時は良いんだけど、
と言ってもらえるんですが、
今日はそういう返事ではありませんでした。

そうか、自分がやってる意味がないのか、、、、と思いました。
パーキンソンは現代医学では治る病気ではありません。
でも結果があるから原因を何とかすれば、
改善してくれるんじゃないかと考えている、
ゆきなりが甘いんだと思います。
でも可能性がないとはいいきれないじゃないですか?
あきらめたくないじゃないですか。

その方もお医者さんに死ぬまで治りませんって言われましたので、
ショックだったと思います。
本人もわかっていたかもしれないですけど、
言わなくてもいいじゃんと思います。
お医者さんの言葉は重いですから。
もう少し慎重に言葉を選んでくれたらなと思います。

でも、諦めの悪いゆきなり心の持ちようで体は反応が変わる。
パーキンソンが治ったとか、関連のある本があれば買って、
読んでもらいました。
ご自身も治った人がいるなら、頑張ろうと奮起してくれました。

しかし、病気はそのひとのやる気を削いでいきます。
悪くなっていく体に、どうしても悲観的になってしまいます。
こうやるといいと言うとやってくれますが、
続かない。めんどくさい。
できない理由を言うようになります。
ご自身の事なので、自分でやれることはやってもらいたいです。

病気になてみないと、どういう心境になるかはもちろんわかりません。
でも、少しでも楽になってもらいたいんです。

患者さんのそういった言葉に、凹むゆきなり。
だんだん口数が少なくなってきました。
それに気づいたのか、

先生はいつまで往診に来てくれますか?と聞かれました。
○○さんが来てほしいと言ってくれるまでは来ます。と答えました。

そうですか、じゃあこれからもよろしくお願いします。
ということで、こちらこそよろしくお願いします。

こんなことがあり、気分が落ち込みました。
三時間で済んだのは、新患が来てくれました。
小学生ですが、膝がいたい。
野球少年ですが、走ると痛い。
という状態でした。

治療後走っても痛くなくなりました。
良かったです。
いつもこういってもらいたいですね。

というわけで、昨日はいつもより疲労感がありました。
少し早く寝ました。

目覚まし君が起きませんでした。
寝る子は育つ。
八時前にかみさんにいつまで寝てんのーーーとどやされました。

自分で起きないといけませんね

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たちばな治療院院長がつづる日記です。
ただの日記ではありません。
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