院長ブログ

いろんな人生があることは聞いてますが、知ってますが

2013年 4月 20日  - category: 院長ブログ | コメントを書く

なかなか考えさせられる話を聞きました。
先に言っときます、長くなります。

弟さんは10数年前に亡くなったそうです、さらに妹さんと弟さんがいます。
ご本人、80歳近いです。
弟さんは60代だそうです。
妹さんとお姉さん二人で弟さんの面倒をみていて、そろそろきつさを感じている。

お母さんが94歳で亡くなるまで面倒をみていたそうです。
どうしてか?何をしていたか?といいますと。
ご飯を食べさせる、トイレにも一緒に行く、何から何まで手伝ってあげて、一人にさせないということです。

そうなった原因は三才の時に高熱を出したことによって、話ができなくなったそうです。
それ以外は何ともないそうです。

お母さんはそんな子が可哀想だったんでしょう。
何もさせなかったんだと思います。

質問してみました。

弟さんは手話できるんですか?

できない。

じゃ筆談ですか?

そう。

それは大変ですね。働いたこともないんですか?

ないのよ。

………理解不能。

本が好きで、それがあれば何もいらないみたい。

……へ⁇へ⁇⁇⁇

三才で止まったままなの。

…………

だから一人にさせられないの。

は?なにをおっしゃってます?

お母さん亡くなられたのいつですか?

七年前。

毎日ずっとそうしてるそうです。
毎日面倒をみにいってるそうです。
なんじゃそりゃーとは言いません。

腹減ったら、手掴みでも食べるでしょ。おしっこしたかったら、行って来な、こうやるんだよで済むでしょ。
一人でいさせても慣れれば大丈夫でしよ。
いろいろ言いたいことはありましたが、口にチャックしました。

意味がわからん‼
人の可能性というのは、えらいものだと思いました。
こんなにもぶっつぶせるんです。
もっと大変な、体が動かせないとか、あれがないとか、これがないとか、取り換えないといけないとか、それでも駄目だったとか、いっぱーーいあると思います。

こういってはいけないと思いますが、あえて言います。
喋れないだけでしょ⁇⁇⁇
言い過ぎでしょうか。

是非聞いてみたいことたくさんあます。

こういうことを書いてもいいかどうかとも思いましたが、あえて書いてみました。

もどかしすぎます………

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たちばな治療院院長がつづる日記です。
ただの日記ではありません。
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